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自動車用フレキシブル基板(FPC)

フレキシブル基板(FPC)はさまざまな種類がありますが、自動車用は選ぶ基準が少し特殊です。

ここでは、自動車用フレキシブル基板(FPC)の選び方や、おすすめする理由について解説します。フレキシブル基板(FPC)の選定でお悩みの方は必見です。

自動車にオススメのFPCとは

車載基準を満たすなら耐熱性に注目

自動車向けのフレキシブル基板(FPC)を選ぶ際は、車載用の基準を満たしているかどうかを確認して選ぶことが大切です。

特に車はエンジンの排熱などで高温になることも多いため、耐熱性が高いフレキシブル基板が候補に入るでしょう。従来のフレキシブル基板(FPC)とは違った特徴を持っています。

特徴

100度以上の温度に耐えるよう設計されている

耐熱性に優れるフレキシブル基板(FPC)は、100度以上の高温にも耐えられるように設計されています。

一般的なフレキシブル基板(FPC)は、耐熱温度が80度程度とされており、自動車用としては少々制約があります。排熱やオイル、照明などの高温に耐えるだけの耐熱性能がほぼ不可欠ともいえるでしょう。

耐熱性の高いフレキシブル基板(FPC)は、従来品よりも高い温度に耐えられるのが特徴です。LEDの照明やエンジンを制御するセンサー周り、パワートレインのほか、バッテリーの制御・監視などの用途に適しています。

参照元:沖電線、高温環境下で使用可能な「耐熱FPC」を販売開始|2016|プレスリリース|新着情報|OKI電線(https://www.okidensen.co.jp/jp/news/2016/release_160530.html

参照元:高耐熱FPC|製品情報|住友電工プリントサーキット株式会社(http://www.sei-sect.co.jp/products/heat_resistant.html

オススメの理由

高温に耐えられることが強み

自動車向けに耐熱性を重視したフレキシブル基板(FPC)が適している理由は、先述のとおり高い温度に耐えられることが挙げられます。高温での環境下に耐えられるため、熱による回路不良や故障などのトラブルにも備えることが可能です。

ただし、基準を満たせる場合、従来のフレキシブル基板(FPC)も候補に入るでしょう。排熱・高温にさらされない場所であれば、回路の設計自由度や信頼性を意識するのもおすすめです。

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まとめ

車載基準を満たすかが大事

自動車用のフレキシブル基板(FPC)を選ぶなら、車載基準を満たすかどうかをチェックする必要があります。

特に高温にさらされる場所は、耐熱性を重視して選ぶことになるでしょう。反対に基準を満たせるのであれば、耐熱性の重要度は下がります。

まずは求められる仕様を明確にしてみましょう。

設計から製造まで_オススメFPCメーカー3選
業界別
オススメFPCメーカー
3選

設計から依頼できることでコストもかかる工数も変わってきます。それぞれ得意領域を持つFPC製造メーカー3社をご紹介します。

スマホ・ウェアラブル
デバイス向け
三陽
三陽公式キャプチャ

引用元:三陽公式サイト(http://www.wsanyo.jp/)

  • 小型化に向いた多層基板に対応しており、最小ピッチは20μmと微細なピッチ対応が可能
  • 屈曲性や耐熱性、高周波特性に対応した材料(ポリイミド・LCP)での製造ができる

三陽の公式HPで
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医療機器向け
サーテック
サーテック公式キャプチャ

引用元:サーテック公式サイト(https://cir-tech.co.jp/)

  • 医療機器に関する安全や品質の基準、ISO 13485・ISO14971を取得している
  • 医療機器に適した材料での基板製作が可能で、医療分野での実績多数

サーテックの公式HPで
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自動車向け
山一電機
山一電機公式キャプチャ

引用元:山一電機公式サイト(https://www.yamaichi.co.jp/)

  • 自動車産業に特化した品質マネジメントシステム規格、IATF 16949を取得している
  • 耐熱性と耐薬品性を持つ材料、LCPでの基板製造が可能

山一電機の公式HPで
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