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片面/両面フレキシブル基板

フレキシブル基板(FPC)にはさまざまな種類がありますが、片面/両面フレキシブル基板はシンプルな構造が特徴です。ここでは、活用することで両面フレキシブル基板の特徴やメリット・デメリットを解説します。

片面/両面フレキシブル基板とは

片面フレキシブル基板

株式会社 三陽の片面フレキシブル基板の画像
引用元:株式会社 三陽公式HP
(http://www.wsanyo.jp/menu01/)

片面フレキシブル基板は、ベースフィルムの片面に銅箔やカバーレイを重ね合わせたものです。

基本的なフレキシブル基板(FPC)で、柔軟性があることから、折り曲げが必要となる箇所に用いられています。フレキシブル基板(FPC)の折り曲げ可能な特性を活かしやすいのが特徴です。

両面フレキシブル基板

株式会社 三陽の両面フレキシブル基板の画像
引用元:株式会社 三陽公式HP
(http://www.wsanyo.jp/menu01/)

両面フレキシブル基板は、ベースフィルムの表と裏の両面に銅箔やカバーレイを重ね合わせた基板です。

片面と同じく薄さがあり、かつ柔軟性も兼ね備えています。機器の限られたスペースにも組み込めるのが特徴です。

それぞれのメリットやデメリット

片面フレキシブル基板のメリット・デメリット

片面フレキシブル基板のメリットは、軽さや薄さ、柔軟性がある点でしょう。リジッド基板とは違って折り曲げられるうえ、とても薄いのが特徴。機器の軽薄化に寄与するほか、形状などの設計自由度も高まります。

しかし、部品を配置できるスペースが制限され、配線の自由度は低めです。複雑な配線が求められる場合、他のフレキシブル基板(FPC)を選ぶべきでしょう。

両面フレキシブル基板のメリット・デメリット

面フレキシブルのメリットは、複雑な配線を設計できる点にあります。表と裏が使えますので、フレキシブル基板(FPC)を2枚に分ける必要がありません。片面フレキシブル基板と比べて、部品を配置できるスペースも増加します。

一方、多層フレキシブル基板ほど配線を高密度化できません。スペースに厳しい制限がある場合や、小型化が求められる場合は多層フレキシブル基板が適しています。

まとめ

シンプルさが特徴の片面/両面フレキシブル基板

片面/両面フレキシブル基板は、構造がシンプルで、リジッド基板と違って折り曲げられるのが特徴。ただし、片面/両面フレキシブル基板は利点・欠点が異なります。

フレキシブル基板(FPC)は、他にも種類はありますので、適切なものを選びましょう。

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スマホ・ウェアラブル
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三陽公式キャプチャ

引用元:三陽公式サイト(http://www.wsanyo.jp/)

  • 小型化に向いた多層基板に対応しており、最小ピッチは20μmと微細なピッチ対応が可能
  • 屈曲性や耐熱性、高周波特性に対応した材料(ポリイミド・LCP)での製造ができる

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医療機器向け
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引用元:サーテック公式サイト(https://cir-tech.co.jp/)

  • 医療機器に関する安全や品質の基準、ISO 13485・ISO14971を取得している
  • 医療機器に適した材料での基板製作が可能で、医療分野での実績多数

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引用元:山一電機公式サイト(https://www.yamaichi.co.jp/)

  • 自動車産業に特化した品質マネジメントシステム規格、IATF 16949を取得している
  • 耐熱性と耐薬品性を持つ材料、LCPでの基板製造が可能

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