デジタルカメラや、スマホのカメラに欠かせないフレキシブル基板(FPC)。
ここでは、カメラに適したフレキシブル基板(FPC)の選び方や特徴、おすすめする理由などについて解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
一口にカメラといっても、デジタルカメラや産業用など多種多様ですが、基本的に小型化や高性能化が求められています。
小型化・高性能化を実現するためには、限られたスペースで高度な部品・回路を組む必要があります。この条件を満たせるのが両面または多層フレキシブル基板、リジッドフレキシブル基板です。
いずれも回路や部品を高密度化・省スペース化できるのが特徴で、カメラの小型化や高性能化に貢献してくれるでしょう。
両面フレキシブル基板は、ベースフィルムの表と裏に銅箔がある基板で、片面フレキシブル基板は違って裏側の有効活用が可能です。同様に、多層フレキシブル基板は複数の層を重ね合わせており、多数の基板を一枚の基板にまとめられます。両面・多層フレキシブル基板とも複数の基板を一つにまとめられるため、部品や回路を高密度化できます。
リジッドフレキシブル基板は、多数の部品を搭載でき、立体的な基板の配置・実装も可能にします。両面・多層フレキシブル基板と同じく、省スペース化にも寄与します。
上述のフレキシブル基板(FPC)がカメラにおすすめの理由は、配線を簡素化し、カメラ本体の小型化を可能にするためです。
例えば、実装に3つの片面フレキシブル基板が必要な場合、それを搭載できるだけのスペースが求められます。両面・多層フレキシブル基板やリジッドフレキシブル基板なら、複数の基板を一つに集約し、省スペースで同様の機能を持たせられます。
基板の枚数が少なくなれば、各基板を接続するコネクタも減り、ノイズのリスクも軽減されます。ささいなノイズも許されない場合、ノイズ低減の恩恵は大きいでしょう。
小型化・高性能化が求められるカメラには、配線を簡略化できるフレキシブル基板(FPC)が適しています。どの基板を選べばいいか迷った時は、両面・多層フレキシブル基板や、リジッドフレキシブル基板を検討してみましょう。
設計から依頼できることでコストもかかる工数も変わってきます。それぞれ得意領域を持つFPC製造メーカー3社をご紹介します。
引用元:三陽公式サイト(http://www.wsanyo.jp/)
引用元:サーテック公式サイト(https://cir-tech.co.jp/)
引用元:山一電機公式サイト(https://www.yamaichi.co.jp/)